2011-04-05
あたらしい年度となり、みなさんたちも新たなスタートなど迎えておられるかと思います。
自分は、もともとの人生設計上?20年早く、翠(すい:みどり)の山の中での仕事生活
に就くことになりました。
修行だと思って、でも楽しみつつ、がんばります。
日本百名山の一つ、全国から約6,000名の登山者の皆さんが、この秀峰1,547mを訪れます。
今年は6月26日(日)夏山開き、ぜひ☆
夏山シーズン中、登山事故がありませんように!
寝食している当地から日々の様子をお届けできたらな、と思っております。
これで、いまのライフワークとしては、地域のみなさん方や関係機関のおかげで、
母なる藻琴山は、大学身分としての研究調査対象に、
処女なる斜里岳は、安全登山管理の仕事として、整いました。
身の丈で、がんばります。深く心よりよろしくお願いします。
(赤い印のところに住みます)
2011-06-13 雨・濃霧 5℃
いきなりクマゲラが飛ぶ地、斜里岳の登山口、清岳荘。
側溝にエゾサンショウウオも居たりする。相棒にしよう。
かなり多忙なようで、もうひとつの平穏な国の時間が流れているような感じ。
ここは自家発電、給水補給にて過ごせる人工空間です。
(飲み水はありません→煮沸冷却、お風呂もありませんが)
携帯電話の電波を利用して、PCのネットもつながるのですが、10年前くらいの速度です。
便利な生活に慣れすぎてきたには、ちょうど良いのです。
前管理人さんがとてもきれいに維持なさっていただいてきましたので、
キレイキレイを心がけます。
・・・こんな雨の中、単独の登山者がゆきます。
どうして山に登りに来たのかな~と、逆に不思議に思ったりしてしまいますが、
なぜ?などと愚問は思いません。人それぞれ登山するがゆえの人生があるのです。
2011-06-14
雨・濃霧
朝は3時過ぎ頃。
夜中トラツグミ(※ヌエ)の不気味さが鳴きやみ、やがて美しい朝のさえずりたちに。
さわやかな目覚まし時計代わりになります。
この後にツツドリ、キジバトなどが加わってゆきます。
※高校山岳部の頃は、その音に山中に古くて怖いブランコがあるのかと思っていました・・・
そして、運がよければクマゲラが舞うのです。
テラスでさえずりを聴きながら、目覚めコーヒーなんて、気持ちいいですよ~
(あれ?)
知床国立公園方面・・・
阿寒国立公園、
裏摩周方面・・・
藻琴山方面・・・
美幌峠、津別峠方面・・・
仁頃山付近・・・
北大雪方面・・・
よくよく考えてみると、北海道オホーツク地方で、この標高以上に暮らしている
人間っていないのかも知れない?・・・
・・・そんな施設整備したマチや支援の地域はない?
本当だったら、何て、おそろしい・・・
(おやつに持参した袋菓子が、どーも、ふくれて見える・・・)
あ、大雪山、石北峠の売店さんっ!(やっほー、常駐なされてますかあー)
2011-06-15
霧雨・濃霧
キタキツネの仔たちが居ます。
愛らしいのですが、ちゃんと野生本能で、警戒して逃げてくれます。
今春に産まれたキタキツネの仔のうちの一匹の様子。警戒してます。
(ヒグマと、スズメバチだけは来るナ!)
現在、さすが登山者の方たちも、動物たちも、みんな、えらい。
それにしても、いつ此処は、晴れてくれるのだろう・・・
2011-06-16
晴れ
初めて視界良好となりました。
キリなく、まだ施設内外の整理掃除をしています・・・。
勤務時間が定かではないので、生活ペースそのものですが、
太陽さんが出ると、1日と云う時間がこんなにも長いとは。
少しずつ登山者さんたちと会話できる余裕がでてきました。
"斜里岳ルール"と云うものの啓蒙普及を理解してきました。
自分の立場で関われるのは、山のトイレ問題です。
施設トイレの美化清掃はもちろんなのですが、携帯トイレの販売(400円)、
そして、その回収(100円)です。
まだ慣れない手つきですが、10時、16時頃、音楽を流してしています。
2011-06-17
昨夜、初めて、下界(斜里町)の夜景が望めてキレイでした。
いま、仕事しながら確認できている生き物たちです。
熊、鹿の通り道・・・
鳥たちたくさん
開花しているのは、タチツボスミレ、コミヤマカタバミなど。
オオバナノエンレイソウ(花弁終了)、野いちごなど
エゾハルゼミが鳴き、その他いろんな蝶や蛾、甲虫たちなどですが、
やはり、興味があるのは、エゾサンショウウオ。
貯水升を掃除してたら、居た。
2011-06-19
曇りのち晴れ
日曜日、登山者の人たちで賑わいました。
現在、上二股前から馬の背まで雪渓との情報。
沢の渡渉もあり、ロングスパッツ装備が必要です。
熊よけ鈴は必需品です。
2011-06-20
くもり時々雨
仕掛けているトラップ・・・
うわー・・・
此処では、以前、管理人さんがスズメバチで亡くなられているので、怖いです。
2011-06-24
・・・寒くて起きました。外気温3℃・・・何も見えない
この結露たちをタオルなとでテッテー的に拭き取る。
原生林コースの整備作業お手伝いをする。
2011-06-25
寒さの1日。稜線帯ハイマツも氷化。
夕方には神々しく、視界が回復してきました
2011-06-26
晴れ 最高18℃
お天気、気温にも恵まれた夏山開きの1日となりました。登山者126名。
たくさんのご関係者や登山者さんたちで賑わいました。
ラスト18:30 地元の山ガールさん
山は、沢増水、路どろどろでした。
えー・・・
実は、ぼくが此処へ来てから、飛び込みで宿泊してくれた第1号記念のお方が、
まだ残雪多い羅臼岳で遭難しました・・・。
管理人と宿泊者さんは、それほど親密な会話はしませんが、記憶に残っているのは、
彼は、とても物静かで優しい眼をされた旅人さんでした。
斜里岳を無事に下山し、
「次は羅臼岳を、縦走したいんだけど・・・」と相談された際、
「えっ、硫黄山まで?」
(今年の硫黄山登山口には手続き必要ですよ)
「いえ、羅臼側から登ろうと・・・」
「あー、半島を横断するってことね」
(地図を見ながら)
「羅臼側は、夏までも雪渓や斜度的にも危ないからやめた方がいいよ」、
と、進言させていただきました。
最後に、彼は愛車に荷物をのせ、
ぼくは、
「その車は満タンでどれくらい走るの?」と尋ねました。
彼は300キロくらいは走るよ、と優しい眼で答えてくれました。
そして、楽しい思い出をありがとう、と2人交わして別れました。
毎日、一期一会の登山者でも、その後のことが気になるものです。
生きててくれて良かった!よく頑張ったね!
2011-06-30
早いもので、6月も終わります。
九州帰省、大学での講義実習、藻琴山開き、
そして、此処の初生活や山開きと、とても長かったですね。
一昨日の鳥たちのさえずりをどーぞ。5:00頃 その後、エゾハルゼミの大合唱。
2011-07-01
富士山も夏山開きの、7月になりました。今日は新月。
エゾシカ (此処までの林道にいつも居る、車内より撮影)
2011-07-02
早朝から午前中は霧雨でしたが、晴れ、たくさんの登山者で賑わいました。
下界世間では、ガガさんと云う人がニュースになっていたらしいですが、
こちら此処も、
ガでは負けてませんよ。
ガガ・・・
子どもの頃に、ガの幼虫に刺されて以来、ガはキライでしたが、
此処に来てから、夜には窓ガラスにたくさん張り付くので、何だか親近感が
わいてきました。
蝶たちとも登山者の安全下山を待ちます。(背景の駐車場は満車御礼)
2011-07-03
晴れ、昨日に続き満車御礼!
施設受付では、以下の斜里岳グッズを販売中です。
・携帯トイレ 400円
・記念バッヂ 500円(現在売れ筋NO,1)
・バンダナ 700円
・熊よけ鈴 900円
・ガイドブック 500円
・携帯ストラップ 500円
・ポストカード 一枚100円
・Tシャツ(綿) 1500円(在庫わずか)
・Tシャツ(ポリ)3000円(在庫わずか)
しかし、pricelessなモノが!
それは、
このぬいぐるみ
登山情報です(いつまで続けられるかな・・・)
2011-07-04
早朝より台風並みの暴風雨なり。
宿泊者さんたちは、勇気ある観光切替や途中撤退。
15:00タクシーさんが、車のない、ある登山者を迎えに予約通りにと、やってくる。
その登山者さんは、朝に小屋で挨拶してゆき、単身でかけてった。
が、その出発30分後の朝に下山した旨の時刻が記入されている・・・
え・・・、行方不明ですか?
旅荷物も預かってる運転手さんは、まさかと、よからぬ事態を言い出す始末。
待ち探すこと約1時間、山からズブ濡れで帰ってきました。
よかったよ~
夕方、雨は止むも、まだ強い風
2011-07-10
うーん、停滞(梅雨)前線に、北海道が乗られるとは。
地震もありましたし、気持ち的にも、停滞しますですね。
でも、今年は、前年より早く、事故なく800名を超えました。
早くも一ヶ月、定期的に、風呂、入らないとなあ・・・。
ツルアジサイと小屋番(にゃん)
2011-07-11
左右どっちでもいい。
テープやペンキだけに頼らず、ちゃんと沢の地形や周辺前方を見て歩いていれば問題ナシ。
自分で確認できて安心しました。
下二股までロープまで一応背負って30分。(但し、一回、水没・・・)
2011-07-12
無事に、あっという間に、事故なく、一ヶ月が終わりました。
昨日心配していたことが今日の安堵となりつづけています。
"居る"ということの、重さを感じています。
1日、1日とすべきことを24時間、精一杯するだけでした。
いつが、どこまでが限界か?と思うときも、正直ありました。
はじめは、大量テントウムシ、孤独との闘いでした。
なぜ、此処に居るのか、と迷うときもありました。
尾根を渡る風を訊いて寝られない怖い日もありました。
慣れない草刈り機使用の後は手がブルブル震えました。
寒くてストーブをつける日もありました。
それは結露や湿気との闘いでもありました。
お金と売上げ表が合わない時も多々ありました。
スズメバチたちとの闘いもありました。
トイレ掃除や管理の大切さを学びました。
草むしりの大変さを知りました。
自販機の売上予測や扱いがうまくできない時もありました。
心配してしまう登山者さんたちも多々おりました。→現在900名突破
宿泊者さんたちには、かわいがってもらっています。→上の約1割
アリや蚊との闘いが出てきました。
天気予報を、よく尋ねられ、苦心しています。
清里の方たちには、本当によくして下さっています。
鳥たちのさえずりや虫たちとの無心な一時でも救われています。
そして、ようやく、自身が山を偵察、楽しめる余裕がでてきました。
小屋という建物を借りた、3~4時起き、自己をも管理する生活の修行が
山と人、季節の移ろいと共に続きます。
このような生活管理を、さらに厳しくなされていた前管理人さんの苦楽が
少しだけわかってきたような気がします。
毎日、元気に登られに来る全国のご年配の方たちの健康さと人生の深さには敬服します。
毎週末、食材たちと元気の源"ちゃちゃ"を届けてくれる嫁さんには、深く感謝しています。
下界では社会的中堅かと思いきや、此処では、あんちゃんです。(笑)
この一ヶ月でお風呂に入れたのは、4回のみでしたが(汗)、、、
マナーやモラルの縮図を見るようなときもありますが、、、
初心忘れず、緊張感と丁寧さを持って、明日もゆきたいと思います。
いまのぼくが想い、できることは、これだけです。
2011-07-13
いまの回収率は65%
携帯トイレとは、アウトドア時だけでなく、高速渋滞時や防災グッズにもなります。
高校生の頃から20年、斜里岳はもちろんのこと、夏の大雪山、冬の知床・利尻を自ら汚してきた身にとっては、罪ほろぼしをさせていただいていることになります・・・
利尻岳では、ローカルルールとして定着してきましたが、10年かかっています。
いまの回収。
2011-07-14
雨・濃霧 最高気温15℃ ストーブをつけた、先月以来、今月初トラツグミ(ヌエ)鳴く夜。
いくら虫好きでも?、小屋内に入ってくる虫は撃退しなくてはなりません・・・
玄関や窓を開放されると蚊が・・・
いま、困ってるのは、アリ・・・
スプレーでやっつけても、全くもって、キリがない。
アリの巣ころりも素通りしてく始末・・・
(ご宿泊お客様に不快や危害はありません)
どこからやってくるのか、各部屋のアリたちの行方を
じーーーーーっ、と、観察して、追って、追ってゆくと、
外の、ここにたどり着きました。
ここの隅々から這い上がってきてたのダ。
室内の通り道たちの匂い消しをして、
あちこちの内外の穴をパテ埋めする。さらにガムテープ。
たぶん、これからイタチごっこになるのだろうな・・・
2011-07-15
独り言をつぶやくようになりました・・・
ヤバいんでないかい?
でも、相手は、ちゃんといます。
此処のなでしこです
クワガタです・・・
本日で、登山者1,000名超え。(前年同期 約1,500名)
熊見峠下路にて60才代単独男性、転倒、眉間より出血、止血、自力下山。
まだ現地、血痕あり。
あの夜景に来週末、津軽藩士の慰霊と交流からの、しれとこ斜里ねぷたです。
2011-07-16
連休初日、朝3時から一息つくヒマなしの多忙さ・・・
(駐車場満車、町道まで誘導駐車)
次々と早朝から登ってた健脚な人たちが、元気に下山してくる。
たいてい、7~8時間は、フツーの登山者でかかります。
そんな折、
事件は、11:50に起こったのであります。
ご夫婦登山者、これから登ると云うのです。
「え、いまからですか?」
「今日、北海道に着いた、明日の予報は知ってるよな?」
「・・・」(雨だよねえ)
もし、事故ケガあった場合、情報伝達や救援の他登山者はいない。
下山者は新道尾根を下ってるため、沢コースにはいない。
日没近くは、熊の心配もある。
現在の実態は、羅臼岳より甘く見ている登山者が多すぎます!
ほとんどの登山者が、斜里岳初めての人ばかりです。
例)羅臼岳に登ろうとしたけれど雨なので、こちら斜里岳に来た。その時刻ナント10時。
なので、斜里岳の地図持参や事前情報収集もしていない
羅臼岳や雌阿寒岳には、"土や岩"の登山路があります。
斜里岳は、沢を見つつ、ルートを探し、徒渉を繰り返し、滝を観察して幾度と越えます。
距離は、短くとも、こちらの方が、"テクニカルさ"が求められます。
雨となれば、増水します。スリップ転倒します。うつむくため、ルートを見失います。
11:50事件の教訓は、止めさせるですが、あくまでも、登山者の自己責任です。
(というのは、登山届けも無記入で、勝手に午後に登ってる登山者も一部いるため)
2011-07-17
早朝まで晴れるも、6時より、ざんざん雨。
団体さんたちも、途中下山。
朝焼け
とにもかくにも、キレ-にして、
1日の下山者数と宿泊お客様数、売上がちゃんと無事であればいい。
2011-07-19
この一ヶ月間で伸ばした髭は、貧相に見えるのでしょうか?
手入れなどが、まだよくわからない、あんちゃんです。
嫁さんは、云います。
傘張り浪人みたいだと・・・
ちゃちゃ「兄上、お腹が空いたでござる」
ぼく 「ちゃちゃ之助、我慢するのじゃ・・・」
みたいな会話か・・・
管理人室に貼られてある、2005年にお客様からいただいた、大切な贈り物、
和紙に書かれた絵
とても味があります。
いいナ、これ
じーっ・・・
(!)
ん?
よくよく見ると、
斜里"岳"ではなく、
斜里"兵"?
兵?
兵ですか・・・(なるほど)
今日は馴染みの山岳会さんも、山岳ガイドさんはもちろん、
そして、ナント、きよさと観光協会の若い職員(男女)さんたちも楽しく登ってゆきました。
地域の高齢者の方たちも昔の斜里岳のエピソードを語れ、応援してくれる社会です。
宿泊予約状況を伝えると、施設管理維持(水・燃料)のために、補給して下さいます。
この街や人は、えらいです!
2011-07-24
先日、ご宿泊登山なされた方が、次に向かった日高幌尻岳の沢で亡くなられました。
此処にも最期の筆跡が残されております。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
現在、此処にいると、ご宿泊対応した70分の1の確率の登山者が遭難されています。
一期一会とはいえ、やりきれない気持ちになります。
この山での遭難ではなくとも、お会いした方たちが、無事にご家族の待つ、ご自宅へ
帰れないのは、とてもつらい想いで一杯です。
道内他8つの百名山地帯ご関係者も同じ気持ちでおられることでしょう。
一層と、管理業務への緊張感が増します。
此処でも、いつ起こりうるか、わかりません・・・
現時点での遭難者たちには、ある共通点があります。
それは、百名山登頂めぐりの道外登山者、そして、単独登山者と云うことです。
現在、この斜里岳では、9割以上が道外、約半数の方たちが単独で登られています。
さて、
現登山口から歩いてゆくと、旧清岳荘跡地に(道立自然公園看板・北海道庁)
正直、15分以上も歩いてから、登山届は済みましたか?なんて、
あれま、書き忘れてきたわい、と、戻る登山者がいるはずもないと思う
そして横に、破損し倒壊、残置してある網走地方山岳遭難防止対策協議会の看板も・・・
本州登山者向けの的確な文章でしたが、もう読めません・・・それならゴミなの?
これを現登山口へ新設移設するなら、
ぜひ、道内百名山ルールとしても連携統一して欲しいですね。
(携帯トイレや、ストックキャップ使用なども追加して)
いまでも、現登山口は看板だらけなんですが・・・
既存看板や景観に配慮して、ぜひ、お願いします。
2011-07-25
6:50登山届け記入発の東京都の男性単独(60才)が、遭難しました。
結果、無事ではありましたが、救助要請は、山では遭難となります。
本日の天候は、濃霧霧雨、最高気温14℃、計56名の入山者でありました。
肝心な天気予報よりも遭難予報を当ててしまい、大変ブルーになっております・・・
というのは、過去2年、救助要請、ましてやヘリ出動など、期間中には、なかったからです
現在入山者数1,747名(前年同期比 △28%)
<参考~過去2年間の登山事故>
◆平成22年 登山者計 6,216名
軽傷3名(山頂部下山中転倒裂傷、下山中転倒手首痛め、沢登高中数m滑落足裂傷数針)
◆平成21年 登山者計 6,205名
重傷1名(沢登高中転倒右腕骨折)、軽傷2名(心臓疾患による下山、下山中転倒頭部出血)
2011-07-26
昨日はー、大変、心労しました。
と云うのは、2時起き3時出発すると云う宿泊お客様を、何とか1時間ほど
遅らせるための安全登山交渉をしてから一息つき、お風呂へ行って、それから
遭難事故が発生してバタバタになってしまったからです。
ついてないよね・・・
でも、ついてたのは、早朝出発で昼に要請してたため、一晩ビバークにならなかった
ことと、ちょうど地上警察隊さんが昨日7時から業務登山の用意をしていて悪天候のため、
引き返していた矢先、と云うタイミングであったことです。
昨日の遭難事故発生前の小屋にて
さて、
山の縦走泊などをしたことのない、ごく一般の方たちに教えますね。
つまり、一週間くらい、お風呂に入らないと、どーなるのか?
(洗顔や洗髪を除いて)
まず、泡立ちません!
2回目以降のゴシゴシで、ようやくフツーに泡立ちます。
これでも、被災地避難所生活の方たちなどに比べたら、贅沢な環境だと思います。
2011-07-29
今日は、前泊した30名の子どもたちとスタッフさんが賑やかに登ってゆきました。
体調不良で登山参加できない子の後ろ姿(実は、泣いてる・・・)
なので、一緒にゴミ拾いをしながら、楽しくクワガタ探しをば(→泣きやんだ)
子どもは、かわいいねえ
でも・・・これは、たぶん、また、嫁さんに怒られる
家庭用品を、生き物用に使うんじゃない!
2011-07-31
7月もおわりですね。
現在、登山者数2,108名(前年比△27%)やっぱり震災の影響でしょうか
携帯トイレ回収率 92%
はあー・・・長かったあー
オイラも、季節に乗りましょう。
2011-08-01
8月になりましたね。
まだまだオンシーズンは、続きますね。
いま、たどり着いている登山者への動線対応です。
登山届けの処には、斜里岳ルールの周知と、
熊出没や遭難情報は施設玄関内にありと掲示し、誘導
登山者は施設トイレの使用と共に、それら情報をご覧いただきます
・安全登山の喚起(事故発生状況など)
・斜里岳ルール(携帯トイレの販売)(ストックキャップのない方にはガムテープ無料対応)
・お花たちの開花状況→名前しか書かない→お花写真も含むガイドブックを販売
2011-08-06
毎日、せっせといろいろ掃除をしているとですね、
テントウムシは、どーも、隅っこが好きみたいで、
一匹いると、ぞろぞろと集結するんですよね。
同じ現象は、人たちという生き物にもありまして、
自販機の下(それも隅っこ)に空き缶を置いてゆく、
一人の不届き者がいると、
ぞろぞろ、そこに空き缶が並んでゆくんですよね。
2011-08-07
本日、夏山開きを超える、今季最高の入山者数を記録。
満室御礼に、たいへん多忙な1日でありました。疲)
でも、
昨夜は、楽しく、運命的な出会いができました☆
やはり、山は人ですものね
2011-08-09
いつものように、
駐車場の隅などにティッシュ付きのマーキングなら、
毎回黙って怒るけども、わかる・・・
それが小屋横下にあっただ、ティッシュもないだよ・・・
あまりにもデカすぎて
一応の中身確認して、小屋壁から20cmの位置、体毛ナシと云うことで、
人間と云う生き物のマーキングとして"心では判断したい"のですが・・・
やはり、ヒグマさんですかね
もしや、親子さんですか
はあ
地上2階建ての、寝ている小屋の真下に居るのですか。
明日、笹ボウボウの原生林コースの整備へとゆきます。
とにかく、今日もみんなの命は無事なわけだし、メシ喰おう。
斜里岳を登られて、また次は、日高幌尻へ向かう本州の登山者たちもいます。
明日が36年かけた百名山めぐり、最後を斜里岳となされるお客様がいます。
骨折見込みの子ども団体の事故があっても、下山時には、小屋に、山に向かって整列、
「ありがとうございましたあー!」の元気な響きです。
マンガ岳に登場する将来の"クミちゃん"みたいな、かわいい子も、ちゃんと斜里岳の
お話を夜に聞いてくれ、宿泊してゆきます。
2011-08-11
はあ・・・
寒さにも暑さにも弱い北海道民にはつらい・・・
斜里岳と網走の間の、小清水町では、34.8℃を記録。
霧の街・釧路さえも1910年からの観測史上初の30℃超え。
涼しい山の生活に慣れてきた心身には、いきなりキツい・・・
と云うか、全国各地で、下界で働き、学ぶ人たち、みんな、ホントに、えらいなあ。
こんな日に下界へ降りるんじゃなかった・・・
小清水町にて(収穫後の小麦茎をロールにしたところ)
2011-08-12
19時前のテレビ天気予報をダシに、宿泊者さんたちを時に集めています。
そこで、斜里岳の事前情報、歴史や自然、道内の山々などのお話をします。
その理由は、特に夏は自転車や徒歩のお客様もあり、さらに道内で遭難しているのは、道外からの単独登山者が多いからです。
そこで、顔見知りになり、翌日の安全山行や、次の山旅への情報交換の場にしていただくのが、ホントウの狙いです。
ただ、ちゃんと21時までには消灯です。
此処は、むかしのYH(ユースホステル)みたいな感じになってます。
公金管理屋、宿泊応対屋、清掃屋、販売屋、山の安全管理、何でもこなさないとイケナイみたいですが、
ぜんぶ、まだまだ中途半端のままです!・・・
清里町の皆様や、ガイド協会の皆さん、嫁さんの支援で、何とか過ごせております。
なかなか心配性な性格は変えられませんが、ボチボチゆきます
今までは、なんで、こんなに元気いっぱいに全国各地から登山に来るのだろうと不思議に思ってもいましたが、山小屋をされる人たちの方が不思議に思うようになってきました。
2011-08-13
ふぅ・・・
1日1日を精一杯していると早いもので、この初めての仕事も2ヶ月、
気づくと、業務期間では、折り返し地点を過ぎました。
この一ヶ月間を振り返ってみますと、
初めての救助要請からの道迷い遭難者がでました
過去の期間中に例なくヘリまで出動されました
1日登山者数167名を記録しました
転倒事故(骨折見込み)が相次ぎました
気が抜けない状態が続き、風呂など小屋から離れることは
職務放棄のように感じ、縛られたままで過ぎました
おそらく初めて、一夜40名のお客様を収容しました
定型の業務日誌を役所に提出することが発覚しました
今まで付けていた詳細日記で何とか受理していただきました
倒木危険な木が心配になりました
ミヤマクワガタたちと遊びました
子どもたちに子どもだと云われました
やっぱり熊がでました
ハサミムシがだんだん大きくなってきている気がします
髭がボウボウになってきました
そこに白髪がでてきました
差し歯が一本抜けました
なので、歯医者と床屋へゆきたいと思う今日このごろです
今日で、空と風が秋に移り変わった感じがします。
きっと、これからも多々の新しい試練が季節や人と共にあるのでしょうし、
明日のことさえわからないので、いまだけ、できることだけに専念します
2011-08-15
お盆ですね。
この斜里岳には、山岳会の亡き先輩のレリーフや、会創設者の方の遺灰があるので、登山口に供花線香でも、下界に降りて買ってこようかと、グズグズしてましたら、
正午過ぎ、ゲリラ豪雨なり・・・
15:00 宿泊予約1名様到着
応対
15:30 役場より道道(林道7.9km)通行止めになる可能性ありとの連絡
下山者と車輌確認を行いつづける
(無記入登山者おりました)
15:40 道路管理者より通行止め可能性あり、道路パトロールに入るので
下山者は駐車場にて待機せよ、との連絡
(積算雨量60mmとのこと、かつての職歴で経験した防災担当としては
藻琴川の危険水量)
16:00 道路ゲート通行止めが決定との連絡が役場よりあり
宿泊お客様、車中泊者に、料金払い戻し、待機指示
16:10 車中泊者2台到着
パトロール車到着、車中泊、下山車3台と林道下山させる
下山していない登山者迎え、沢、ひざまでの増水
16:25 総合振興局道路管理者より現地状況確認と今後の連絡あり
翌日入山、ガイド付きツアー会社より連絡あり
17:00 70才、80才の雨具ナシ、最終登山者2名を収容
警察より状況確認連絡あり
小屋番、孤立の可能性あり、降りて良しとの指示
17:30 小屋閉め、宿泊予定車と下山者2台を連れて、林道下山
18:00 林道入り口到着
酒やつまみは、十分、小屋に置いてきました
山で亡くなった人たちで、今宵は、酒宴でもしてくださいな
2011-08-19
例年より2週間遅く、入山者3,000名を超え、こんな当たり前なことに、初めて気づかされました。
とても施設キレイに、事務的にもきちんとなされていた前管理人さんのようになろうと、管理人初めてのぼくは、今まで慣れずに必死だった。
中間集計報告では、登山者減少にもかかわらず、売上げは前年超えした。
しかし、この手のひらにずっしりと感じる登山者名簿や宿泊者名簿たちは、自分だけが斜里岳の此処を初めてではないことを、気づき、教えてくれた。
みんな、斜里岳がはじめてだったのだ
百名山登頂をめざそうと来られる多くの道外の方たちの人生や故郷
みなに迷惑をかけられまいと必死になられる団体ツアーの登山者たち
登山を始めてみようと、その初めてが斜里岳にチャレンジする人たち
徒歩ヒッチハイクや自転車で林道を来て、登りゆく頼もしい青年たち
誰よりも熊や天気、遭難を恐れて、心配不安なのは誰か?
ぼくは、知らない山に行ったとき、声をかけられた安心感を覚えているか?
ぼくは、知らない山の登山者名簿の書き方を知っていたか?
ぼくは、道迷い遭難して、110番をした経験があるか?
ぼくは、山歴で、ケガや骨折をして耐えたことがあるか?
ぼくは、女子トイレに、ちゃんと座ったことがあったか?
ぼくは、お釣りをもらうとき、眼をみて安心してきたか?
ぼくは、せんべい布団の相部屋で、寝たことがあったか?
子どもの頃、同級生みんながみんな、虫好きであったか?
ヒッチハイクで出会った人たちの優しさを忘れてはいないか?
今まで山や人から教わった喜びや厳しさを忘れてはいないか?
ぼくは、今までの3,000名の方たちに恥ずかしいと、今朝つくづく、思った。
そして、前管理人さんをめざそうとしていた頑張り方が間違いだと気づいた。
誰もそんなことは求めていないのだ。
ぼくもみんなも、この斜里岳が初めてだったんだ。
東京から自転車で来た某大学ワンゲル部さんと共に-
2011-08-20
土曜日、晴れ、登山者さんたちで賑わいました。
じっと草取り掃除をしてましたら、今日は、エゾゼミの雌に出会いました。
一匹の生き物のいのちとの出会いにも、やはり深く想うものがあります。
2011-08-21
晴れ、165名入山。
多忙なり。一人では息つくヒマなし。
事故ケガ、下山遅れなく、よかった。
本日多忙につき、ほんのデジタル言葉の発信できませんm(_ _)m
2011-8-22
お月様と、倒れる危険性があると指摘されている木
2011-08-26
晴れ。
と、思いきや
13時頃より雷雨なり。
まだ登山者さんたち、みんな山ん中。
遭難発生ある? また林道閉鎖? ぞくぞく心配不安がつのる
仕方がないので、事務仕事にと没頭する。
雨具ナシ登山者さんたち、スブ濡れで下山してくる。
夕方には、やんでくれました。
キレーな光景でした。
バイバーイ!
2011-08-27
今日、今シーズンMAXの186名の入山を記録しました。
ケガ事故なく、本当に良かったです。
ラスト18:15。
小学生団体バスさんが朝遅く来るんだと、先日、愛称:遠山の金さんに聴いてましたので、
バス地を事前に確保してみました。
・・・
あとから気づいた
(!)
点がない?。 いる?
やはり、上には、点は、いらないんだよね。
2011-08-28
さて、
今日は、オホーツク圏観光連盟主催さんでの、原生林コースの散策企画。
当東オホーツクガイド協会ガイドにて実施。みなさん、大変お疲れ様でした!
ぼくは、先週に、この季節の土日には混むことを知り、当ガイドはキャンセル、
小屋番と駐車場整理に徹してました。
本日、115名が入山。
さらにこの企画に約100名がプラス、此処に集結しました。
山ファッションショーなんかをしたりしてましたが、ぼくも宿泊登山なされたいろんな登山者さんと記念写真を依頼されて撮っていただきました。感謝☆
2011-08-29
昨日、登山届け無記入で正午過ぎに入山した、本州単独者の装備です。
20:00過ぎ、無事収容。
北海道での山岳遭難防止に向けた、今後の参考になされて下さい。
服装は、Tシャツ・ジーパン
装備はデイパックに運動靴。
中身は、カッターシャツ、医薬品、雨具、折りたたみ傘、ザックカバー、
古いガイド本、コンパス、ホイッスル。
食糧はパン一つと菓子、水2㍑使用。
以上。
これから、
日の出日没からの行動時間の制約、
台風など変わりやすい天気
寒気の強まり
自戒をこめて気をつけます。
2011-08-30
昨夜、今夜と、北大農学部ゼミ学生さんたちが、清里町の農村活性化継続調査のため、交流宿泊されてゆきました。
地域の方たちや、農業青年さんたちと楽しく過ごしてゆきました。
礼儀正しく、将来の夢をきちんとハッキリ言える3、4年生さんたちでした。
2011-09-01
9月になりました。
カレンダーをめくる重さから、さらに速さも痛感しております。
8月は、7月がオンシーズンかと思ってましたが、お盆休みや晴天に恵まれ、
入山者MAX日や、地域の子どもたちがたくさんと登ってゆかれました。
一生懸命、自分なりに毎日を過ごしていると、業務期間は、もう3/4まで
おかげさまで過ごせました。雪が来る来月に入って小屋閉めです。
現在、登山者数は例年の約△22%での推移で、ようやく4,000名超えですが、
宿泊及び販売関連、例年の同期超えをしています。
何とか、結果も出せています。
今日は防災の日。
なぜか管理人室にある(電気又は浄化槽)異常警告ブザーが初めて14:10に鳴りました。
明日のことも考えられません。
シーズン後のことも、まだ考えられません。
初心忘れず、最後まで自分なりに毎日丁寧に務め上げたいと思います。
これも、週に一度、ひとえに交替してくださるYさんや、地域の方たちやガイド協会
の温かいご支援、嫁さんの支えで、ようやく、何とかできているところです。
2011-09-02
19:00登山口入り口のゲート施錠なり。みんな飲酒してなくて良かった・・・
車中泊さんたちと安全下山。
2011-09-06
昨日、15:00に林道が開通しました。
小屋での天気は、相変わらず風雨。
だあれもいない夜を一人過ごしました。
下界は晴れてるらしい。
続いている雨は、こんな状態に・・・
台風対策で撤去した看板たちも、まだ、もどせませんねえ
コツコツ、携帯トイレをつくる手作業の1日。
2011-09-07
朝一番、今回の長雨後の沢状態を確認に。
7:00現在 最初の徒渉地点
2011-09-08
しゃれた日差しに 布団をかける
南中高度が下がってきて、布団干し場に苦労する
2011-09-10
今日は、とてもキレーな夕景でした。
2011-09-13
今朝は、宿泊お客様たちと沈みゆく仲秋の名月を見ました。
同時に、今朝は、防風林がハッキリと朝霧の中に確認できました。
2011-09-16
この小屋を6月に開けたとき、そのテントウムシたちの多さには驚きました。
一週間くらいかかって、掃除機で、退治しまくりました。
今日、
西陽があり、
その瞬間、
テントウムシたちが外を飛び回ってるーーー
その数・・・、数えたくない・・・(数えられない)
いまのうちから来年に向けて対策をしなければ、と、
もう使用しないであろう部屋の窓枠を掃除し、目張りし、
シャッターを閉めました。
2011-09-20
小屋玄関口に来た山ガールさんに、
「何を撮ってるのですかあ?」と、訊かれ
「うーみーだーよー」と、答えてあげました。
「うみは、いろんなもの、せおってるよねー」
「わたし、トイレに行かせていただきます」
(・・・)
何気ない、仕事中の、いつもの景色なのだけど、
今日の水平線は高くて広くて大きく見えました。
2011-09-24
今回、台風15号の痕跡は、積算雨量58mm、しかし、風がひどかった。
(9/21 22:00~/24 3:00 国交省 札弦観測地点)
楽しみにしていた、此処での高体連新人戦も中止・・・
大人2人がかりで移動設置させる看板も、このとおり・・・
2011-09-25
よーう! 元気にしてるかー!
はあい、あともう少しだからあ!
どかーん!
2011-09-26
冒険(ぼうけん)とは、
日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に
満ちた体験の中に身を置くことである。
あるいはその体験の中で、稀有な出来事に遭遇することもいう。
(web辞典より)
ぼくが初めての冒険をしたのは、小学4年生の秋のことである。
近所の友だちたちと、いつものように自然の中で遊んでいたときのことだった。
そのとき、林の中に、初めてスズメバチの大きな巣を見つけたのである。
その巣を捕るべく、自慢すべく、恐る恐る近づき、獲得して大人に報告した。
このときの心情作文は、その年度の小学校通信の表紙まで飾ったのだ。
再び、
ぼくに同じような冒険のチャンスがやってきた。
周囲にトラップは仕掛けてきたものの、巣が保護色で、今まで気づかなかった。
また来年も、使われたら大変である。
万全の装備をする。
あそこね。デケー
(うん、たぶん、もういないはず。大丈夫)
(さむいし)
(スプレーを差し込み、噴射!)
ザクっと
角スコップで落とす!
2011-09-27
やはり、スズメバチの逆襲というのはあるわけで、大量テントウムシたちを使って
ぶんぶんと、たぶん千を超える数で、逆襲してきました。
施設内の退治に追われた1日でした。
おそらく、平和的対話による解決を図るには、
人間が作った曲[てんとう虫のサンバ]の中に出てくる歌詞、
♪赤~青~黄色~の~衣装をつけたぁ~ てんとう虫があ~
の次、
しゃしゃりでてぇぇ~
の部分の、不適切な表現を替えてあげないとイケナイと思います。
小屋閉めした後に、慰労の会催しのお話をいただき、もう少しだ、と元気が出ました☆
江南開拓史(昭和46年刊)の一部より引用
江南部落の東南にそびえる斜里岳は、海抜一,五四五㍍、
その孤立した山岳の典型的な山容は、登山者ばかりでなく、
釧網線を通る旅人にも深い愛情をもってくる、
わが江南の表徴であり崇敬の的である。
朝夕に仰ぎてここに五十年
斜里の高嶺の姿尊し
これ以外にも記念碑はあり、この一文だけでも、いかに人々を支えてきてくれたかが、わかります。
いまの斜里岳の姿
2011-09-30
ゴーゴーと、尾根が風で唸っています。 夕方から雨も来ました。
寒冷前線の通過により、
小屋閉めまで、最後の、いつもの構図景色になるかも知れないナ・・・・との記念写真(15:00)