待望のバイオトイレ

 水の源である藻琴山を大切に敬おう、いつまでもきれいに楽しみたい、次世代に素晴らしいこの自然を残したい、という単純かつ明瞭な発想でした。
 特に銀嶺水の登山口には、昭和32年建築の古い小屋もあり、一緒に改善できないかというものでありました。

 バイオトイレとは、全国の山岳環境先進地で取り組まれている、主に微生物発酵処理によるふん尿処理問題を解決するための、環境に優しい、持続可能な社会づくりの一つでもあるトイレ施設です。
 2012年11月、林野庁が山小屋を、大空町によりバイオトイレが設置されました。
未来へのカタチある財産の一つでもあります。

ルールを守って、みなさんでいつまでもきれいに利用させていただきたいものです。

 


藻琴山自然休養林の休憩舎(山小屋 銀嶺荘)の建替え完成のお知らせ

 藻琴山自然休養林に設置していた休憩舎(銀嶺荘)について、施設の老朽化により、解体・新築の工事を行っておりましたが、この程工事が終了し完成いたしました。

施設の利用は可能となっておりますが、現地は積雪量が多く、車両での乗り入れは困難な状況となっております。冬期間は避難小屋として万一に備えての施設となっております。

建て替えにあたり、施設のトイレは、別棟にバイオトイレを大空町で設置することとなりました。すでに設置を終えておりますが、積雪と凍結によりバイオトイレの利用ができない場合がありますので、ご理解をお願いします。

なお、銀嶺荘の室内にはトイレはありませんので、ご不便をおかけしますが冬山登山などを楽しまれる皆様につきましては、簡易トイレ等を各自で持参していただき、美しい自然環境への配慮をお願いいたします。

ご利用にあたっての問い合わせ等は、網走南部森林管理署までお願いいたします。

 

平成24年11月28日 
網走南部森林管理署

銀嶺荘の全景

室内に設置されたストーブ

 

大空町により設置されたバイオトイレ


参考資料