網走近郊でひまわり畑が見られるようになったのは、平成7年頃です。
秋まき小麦収穫後の土づくり対策として、わずかに植えられた、当時「林蔵」という品種でした。
土壌中に蓄積されるカリ養分の吸収、根による土中の空気性などの確保、すきこみという作業を通じて土づくりに役立つと種苗会社さんたちが勧めてくれたものです。
このような作物のことを緑肥と呼び、ほかにはキカラシやエン麦、田などではレンゲなどがあります。
ひまわり畑は、いまでは、農村景観として観光スポットのひとつになっています。
公園以外の一般畑では許可なく立ち入らず、マナーを守って愛でたいものです。
2005年頃の様子
女満別空港のそばは有名地です。
観光にゆかれる際には、見頃と規模などを確認されることを、おすすめします。
昭和57年に市制20周年を記念し、市の花として「つつじ」と「ひまわり」が制定されました。
太陽の方向を向いて花を咲かせる「ひまわり」は、活力とダイナミックさを感じさせ、また、学校の花壇などにも取り入れられており、今後の花いっぱい運動にも役立つ花と期待されています。
北九州市環境首都検定テキストの表紙。
近郊のみやこ町では、20年ほど前から休耕田の活用を活かして、地域の人たちによるひまわり畑が作られ、毎年10月上旬にひまわり祭り(しし鍋などの提供もあります)が開催されるようになりました。
こちらも北海道と同じく、油は採らない土づくりと観賞用のものです。
どこの畑のひまわりとて、土を大切にしてること、人の気持ちを明るくさせることに優劣はありませんね。